皆さん、こんにちは。Google プレイス 渋谷キャンペーンブログでは、shibuya 1000 のメンバーの方々に寄稿いただき、今まで知られていなかった渋谷に関するお話を紹介しています。
六人目は、昭和女子大学環境デザイン学科 田村研究室4年の吉永有美子様です。
2010年9月21日
Posted by 吉永有美子/昭和女子大学環境デザイン学科 田村研究室4年
9月18日から9月19日にかけて、渋谷では「金王八幡宮例大祭」が行われました。
このお祭りは五穀豊穣・無病息災などを祈願して、900年以上続いている、大変由緒あるお祭りです。数日前から、渋谷の街は紫色の旗で飾られ、センター街からはお囃子が流れており、街中お祭り一色といった雰囲気でした。
このお祭りの一番の見どころは、なんといっても「道玄坂神輿連合渡御」です。
渋谷の十四町会・十二のお神輿が、SHIBUYA109へ集まり、儀式を行うのです。
19日の午後1時過ぎ、SHIBUYA109の前には次々とお神輿が現れはじめました。
軽快な手拍子・掛け声とともに力強く道玄坂を練り歩いていきます。拍子木の「チャチャッ、チャチャッ」という音が渋谷の街に響き渡り、なんとも楽しげ。一緒に手拍子をしている観客の方もいらっしゃいました。
よく見ると、町会ごとに掛け声や担ぎ方が少しずつ違っているのが面白く、女性や外国人の担ぎ手の方を多く見られたのも印象的でした。
それにしても、いくつものお神輿が一斉に担ぎあげられている様はとても迫力がありました。
2時になると、八幡様がSHIBUYA109へおこしになり、儀式がはじまりました。
この時ばかりは騒がしかった渋谷も荘厳な雰囲気に。
歴史を感じた瞬間でした。
かつて、この儀式はかつて毎年9月15日の祝日に開催されていたのですが、現在では平日にあたってしまうということで、現在は第3日曜日に変更しています。また、場所も金王八幡宮で行われていたのですが、交通事情により、お神輿を運べないため、八幡様がSHIBUYA109までお越しになっているそうです。
変化し続ける渋谷で伝統を残していくには様々な苦労が必要なのですね。
しかし、来年はご鎮座920年・金王丸生誕870年・社殿造営400年という節目の年を迎えます。
それを記念して、主催者側は、来年の例大祭は本来の形をとって金王八幡宮でとり行えるようにしたいそうです。
今年お祭りを見逃したという方は、来年行ってみてはいかがでしょうか。
普段とは違った「渋谷」を体験できるチャンスです。
より大きな地図で 金王八幡宮例大祭 を表示
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