Posted by 北見友太/国士舘大学国広研究室
銭湯にはそれぞれ異なる個性をもっている。
渋谷駅を出てセルリアンタワーの裏を歩くと使い古した煙突が見えます。数年前まで文化湯という銭湯が営業していたのです。1965年頃が渋谷区で64軒ほどのピークを向かえて、2010年には16軒ほどまで減少しています。これは渋谷に限らず全国的に減少しています。一家に一台のお風呂の普及が減少の大きな原因の一つです。ほかにも後継者問題や設備の老朽化など様々な問題が重なっているのも事実です。
文化湯の煙突が今も残る。 |
僕が最初に銭湯に行った時の思い出は3,4歳の頃で、おじいちゃんと手をつなぎながら家の近くにある銭湯に行ってビン牛乳をグイっと飲んだ時の思い出があります。そこの煙突からは煙がでていたのを覚えています。煙突から煙が出ていると、おっ、、今日はやっているな。という合図でもあったわけです。現在はガスでお湯を沸かしているため、煙が出ることはなく役目を終えています。
営業している銭湯は工夫をし、それぞれ個性のある銭湯へと変わっています。たとえば、子供達に長く銭湯にいてもらいたいという番頭さんの願いから、ロビーに漫画がいっぱいに置かれている銭湯。代々木公園へマラソンをする人々へロッカーを貸し出していてる銭湯。浴槽以外に露天風呂があり、都会の空を味わえる銭湯。今も変わらずお湯が熱い銭湯などなど。街によって銭湯の浸かり方が違います。
漫画天国 羽衣湯 |
最近の家庭でのお風呂事情によると、湯船に浸からずシャワーだけという人は多くなってきているそうです。特に一人暮らしをしている20代前後の若い人は仕事から帰ってくるとすぐ眠ってしまい、お風呂は朝入る方もいるそうです。お風呂は一日の疲れを摂る癒しの場。そう考えればお風呂に入る気持ちも変わります。月に一度でもいいので銭湯によってみてください。ハマってしまいます。
ではでは僕はこれから銭湯へ、、、読んでくださった方とどこかの銭湯でお会いできることを楽しみにしています。
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